祇園祭2019!日程・場所・見どころは?最新情報をチェック!

京都祇園祭2019の最新情報満載!2019年に開催される京都祇園祭の日程・場所・見どころ・アクセス・宵山エリア・屋台露店エリア・山鉾巡行ルート・花傘巡行ルートなどを詳しくご紹介。京都の祇園祭がはじめての方でもわかりやすいように、地図を添えてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1.祇園祭とは?

豪華絢爛な日本を代表する夏祭り

祇園祭は日本三大祭のひとつに数えられている日本を代表する夏祭り。舞妓さんで有名な京都の花街“祇園”にある八坂神社の祭礼。祭り期間中はコンコンチキチン♪コンチキチン♪と祇園囃子が鳴り響き、雅やかな古都の情景がたのしめます。

京都 祇園祭 山鉾巡行photo by www.photolibrary.jp ※画像は過去の祇園祭

祇園祭は古くは祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)と呼ばれていました。京の都をはじめ日本中で疫病が流行った平安時代の貞観11年(869年)に、当時の国の数である66本の矛を立て祇園の神を祀り、神輿を送って疫病退散を祈願したのがはじまりとされています。

京都 祇園祭 宵山photo by photo53.com ※画像は過去の祇園祭

2019年は祇園祭の創始より1150年という節目の年。また令和時代はじめての祭りともなるアニバーサリーイヤー。令和元年の夏は京都の祇園祭で歴史情緒溢れる古都のお祭りを体感してみませんか。祇園祭の日程や見どころなどをたっぷりとご紹介します。

2.祇園祭2019の日程は?

(1)2019年7月1日〜31日に開催

祇園祭は毎年7月1日「吉符入(きっぷいり)」から31日の「疫神社夏越祓(えきじんじゃ なごしさい)」まで1ヶ月間にわたり様々な神事や行事が執り行われます。

京都 祇園祭 八坂神社photo by www.photo-ac.com ※画像は過去の祇園祭

(2)祇園祭で人気の行事日程は?

祇園祭では数多くの神事や行事が執り行われますが、中には非公開の行事もあり、どれに参加できるのかわからない方も多いはず。そこで観光客に人気の行事を厳選してピックアップ!

前祭 山・鉾建て
7月10日(水)〜14日(日)
時間:各山鉾により異なる
会場:前祭各山鉾町

山鉾巡行(前祭)に先立ち、各山鉾町において山鉾の組み立てがはじまる。
前祭 山鉾曳き初め
7月12日(金)・13日(土)
時間:各山鉾により異なる
会場:前祭各山鉾町
山鉾建ての完了後、本番さながらに巨大な山鉾を試し曳き。綱を引くと厄除けになるとされ一般観光客も大勢参加する。
前祭 宵山
7月14日(日)〜16日(火)
時間:夕刻〜
会場:各山鉾町
前祭山鉾巡行の3日前からはじまる夜祭。15日と16日には四条通や烏丸通の一部が歩行者天国となり、多くの屋台が立ち並ぶ。
前祭 山鉾巡行
7月17日(水)
ルート:四条烏丸(9:00)〜四条河原町(9:35)〜河原町御池(10:20)〜新町御池(11:20)
※時間は目安
祇園祭前半のハイライト「山鉾巡行」。豪華絢爛な23基の山鉾が列をなして巡行する。前祭は四条烏丸から出発。
後祭 山・鉾建て
7月18日(木)〜21日(日)
時間:各山鉾により異なる
会場:各山鉾町
山鉾巡行(後祭)に先立ち、各山鉾町において山鉾の組み立てがはじまる。
後祭 山鉾曳き初め
7月20日(土)・21日(日)
時間:各山鉾により異なる
会場:後祭各山鉾町
※21日は見学のみ
山鉾建ての完了後、本番さながらに巨大な山鉾を試し曳き。綱を引くと厄除けになるとされ一般観光客も大勢参加する。
後祭 宵山
7月21日(日)〜23日(火)
時間:夕刻〜
会場:各山鉾町
後祭山鉾巡行の3日前からはじまる夜祭。後祭は歩行者天国や屋台露天がなく、しっとりと落ち着いた雰囲気。22日と23日には京都グランドセンターにてエコ屋台村が開催される。
後祭 山鉾巡行
7月24日(水)
ルート:烏丸御池(9:30)〜河原町御池(10:00)〜四条河原町(10:40)〜四条烏丸(11:20)
※時間は目安
祇園祭後半のハイライト「山鉾巡行」。豪華絢爛な10基の山鉾が列をなして巡行する。後祭は前祭と反対回りになり烏丸御池から出発。
花傘巡行
7月24日(水)
ルート:八坂神社(10:00)〜四条寺町〜寺町御池(10:50)〜河原町御池〜四条河原町〜八坂神社(12:00)
※時間は目安
子供神輿や花傘娘、花街の舞妓さんなどが巡行する。総勢1000人近くにおよぶ華やかな行列。
疫神社夏越祭
7月31日(水)
時間:10時〜
会場:疫神社(八坂神社境内)
祇園祭を締めくくる最後の神事。八坂神社内にある疫神社の鳥居に設けられた大茅輪(おおちのわ)をくぐり無病息災を祈願する。一般の参拝者も参加できる。

3.祇園祭2019の見どころは?

2019年に開催される祇園祭の見どころをご紹介。古都情緒溢れる人気のイベントは必見です!

(1)宵山(よいやま)

雅やかな古都の情景をたのしめる

山鉾巡行の前々日から3日間にわたって行われる夜祭。夕刻になると山鉾の提灯に灯りがともり、祇園囃子が奏でられ、街は一気に幻想的な雰囲気に。日本三大美祭のひとつに選ばれている祇園祭の美しさを体感できます。

twitter.com(@gionyoizakuraさん) ※過去の祇園祭

(2)山鉾巡行(やまほこじゅんこう)

動く美術館と呼ばれる山鉾は必見!

山鉾巡行は祇園祭の最大の見せ場のひとつ。伝統工芸の粋を尽くして装飾された大きな山鉾は動く美術館と評されるほどの美しさ。山鉾が列をなして進む様は圧巻の光景です。

twitter.com(@kyotomoyouさん) ※過去の祇園祭

(3)花傘巡行

賑やかで華やかな行列

子供神輿や花傘娘、花街の舞妓さんたちが連なる1000人近くの大行列。愛らしい子供たちの姿や美しい衣装をまとった女性たちが街を華やかに彩ります。上品で華やかな古都・京都の風情がたのしめます。

twitter.com(@tiitakaさん) ※過去の祇園祭

4.祇園祭2019を楽しむコツは?

祇園祭は知れば知るほどたのしめるお祭り。はじめての方でもより楽しめるコツをご紹介します。

(1)曳き初めに飛び入り参加!

曳き初めは山鉾が完成した後、巡行の時と同様の装飾品を飾り、祇園囃子を奏でながら本番さながらの試し曳きをします。

twitter.com(@Kyoto_Loversさん) ※過去の祇園祭

曳き初めの最大の特徴は一般の方も飛び入り参加できること。お子様からご年配まで男女問わずたくさんの方々が曳き手となれます。綱を引くと厄除けができると伝えられているので観光で来られる際にはぜひ参加してみてください。

◆前祭 山鉾曳き初め
7月12日(金)〜13日(土)
時間:各山鉾により異なる
会場:前祭各山鉾町
◆後祭 山鉾曳き初め
7月20日(土)・21日(日)
※21日は見学のみ
時間:各山鉾により異なる
会場:後祭各山鉾町

(2)お気に入りの手ぬぐいをGet!

各山鉾町の会所では手ぬぐいが授与されます(有料)。山鉾町ごとにオリジナル絵柄の手ぬぐいが授与され、観光客やコレクターに大人気。各町を訪ね歩いてお気に入りの手ぬぐいを見つけてみるのも楽しいですよ。

twitter.com(@kyoto_oribeさん) ※過去の祇園祭

(3)宵山期間限定の御朱印集め

前祭と後祭のそれぞれの宵山期間には各山鉾町にて御朱印が授与されます。宵山期間限定の御朱印ですのでプレミアム感抜群!山鉾めぐりをしながら、御朱印集めをしてみるのはいかがですか?

twitter.com(@pomoshibaさん) ※過去の祇園祭

◆御朱印授与期間
前祭:2019年7月14日〜16日
後祭:2019年7月21日〜23日
場所:各山鉾町

料金:志納(山鉾により別途料金が必要になる場合もあります)

(4)屋台で祇園祭限定グルメを味わう

祇園祭は屋台露店が多いことでも有名。お祭りならではの定番屋台に加えて、飲食店の店前には屋台コーナーが登場します。「祇園祭限定グルメ」が店頭販売され大行列ができるお店も!

twitter.com(@tou_ka1010さん)※過去の祇園祭

膳處漢(ぜぜかん)ぽっちりの「しみだれ豚まん」やベジバルの「フォアグラオムレツ」など、この時だけしか食べられない限定グルメは見逃せません。


前祭宵山期間の7月15日と16日には四条通や烏丸通の一部が歩行者天国となり、多くの屋台が立ち並びます。主な屋台露店エリアはオレンジ線周辺です。新町通(放下鉾〜岩戸山周辺)・室町通(山伏山〜白楽天山周辺)・烏丸通(三条通〜蛸薬師通周辺)。

◆屋台の出店時間の目安
新町通・室町通:午前9時〜午後11時
(※前後する屋台もあります)

烏丸通:午後6時〜午後11時
(※歩行者天国の実施時間に合わせます)

(5)山鉾の「辻回し」を見物

山鉾は交差点を曲がる時に人力で90度方向転換をさせる「辻回し」を行います。この辻回しが迫力満点だと大人気。祇園祭の醍醐味のひとつとなっています。

祇園祭 山鉾巡行 辻回しphoto by photo53.com ※過去の祇園祭

辻回しは山鉾巡行ルート上の交差点で見物できます。前祭 山鉾巡行ルートで特に人気があるのが四条河原町交差点(地図②)。TV中継なども入り大勢の見物客で賑わいます。

前祭 山鉾巡行は7月17日9:00〜四条烏丸交差点(地図①)よりスタート。最初に出てくる四条河原町交差点(地図②)と四条御池交差点(地図③)では全ての山鉾が辻回しを行い、多くの見物客で賑わいます。新町御池(地図④)四条新町(地図⑤)四条室町(地図⑥)の交差点では山鉾の数は少し減りますが辻回しが見物できます。四条河原町交差点(地図②)付近よりは幾分ゆったりと見学できますよ。

後祭 山鉾巡行は前祭と反対回りになり、7月24日9:30〜烏丸御池交差点(地図①)をスタート。河原町御池交差点(地図②)と四条河原町交差点(地図③)で辻回しを行い、四条烏丸交差点へ進みます。

(6)有料観覧席でゆっくり鑑賞

前祭と後祭に行われる山鉾巡行では有料観覧席が設けられます。特に前祭の山鉾巡行では日陰になる「テント席」やイヤホンガイド付きの「祇園祭まなび席」など様々な有料席がラインナップしています。お席によって見え方が変わりますので、お好みに合わせてセレクトしてみてください。詳しい詳細はオフィシャルサイトにてご確認ください。

twitter.com(@okeihan_netさん) ※過去の祇園祭

5.祇園祭アクセス・祇園祭MAP

祇園祭は京都市の中心部で行われますが、1ヶ月にわたり広範囲に渡って開催されますので、最寄駅は各イベントごとに異なります。行き先別にチェックしてみてください。

京都祇園祭 山鉾巡行 アクセスphoto by photo53.com ※過去の祇園祭

(1)八坂神社へのアクセス

電車:京阪祇園四条駅より徒歩約5分・阪急河原町駅より徒歩約8分
バス:JR京都駅より市バス206番祇園下車すぐ

(2)山鉾曳き初めへのアクセス

◆前祭 山鉾曳き初め
電車:地下鉄四条駅・阪急烏丸駅を下車、各山鉾町徒歩圏内
◆後祭 山鉾曳き初め
電車:地下鉄四条駅・烏丸御池駅・阪急烏丸駅を下車、各山鉾町徒歩圏内

(3)宵山(屋台露店)へのアクセス

◆新町通・室町通の屋台露店
電車:地下鉄四条駅・阪急烏丸駅を下車、屋台露店まで徒歩圏内
◆鳥丸通の屋台露店
電車:地下鉄烏丸御池駅を下車、屋台露店まで徒歩圏内

(4)山鉾巡行へのアクセス

◆前祭 山鉾巡行
スタート地点:阪急烏丸駅を下車、四条烏丸交差点へ
最初の辻回し地点:阪急河原町駅・京阪祇園四条駅を下車、四条河原町交差点へ
◆後祭 山鉾巡行
スタート地点:地下鉄烏丸御池駅を下車、烏丸御池交差点へ
最初の辻回し地点:地下鉄京都市役所前を下車、河原町御池交差点へ

(5)花傘巡行へのアクセス

◆スタート地点:八坂神社
電車:京阪祇園四条駅より徒歩約5分・阪急河原町駅より徒歩約8分
バス:JR京都駅より市バス206番祇園下車すぐ
◆山鉾巡行と花傘巡行を見る場合:
阪急河原町駅・京阪祇園四条駅を下車、河原町通りへ


青丸印:山鉾の位置図/青線:前祭山鉾巡行ルート/水色線:後祭山鉾巡行ルート/ピンク線:花傘巡行ルート/オレンジ線:屋台露店エリア

6.祇園祭2019で素敵な思い出を

2019年の祇園祭は創始から1150年となるアニバーサリーイヤー。今年の夏は祇園祭で素敵な思い出を作ってみるのはいかがですか?

※情報は記事作成時のものですが、一部は過去の情報を参考に掲載しております。予告なく変更・削除することがありますのでご了承ください。おでかけの際は公式サイト等で最新情報をご確認くださいませ。
※サムネイル画像 www.photo-ac.com